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最新の解決事例詳細
任意整理-債務整理事例/静岡県在住case7
ご依頼者様の基本情報
G様/60代/男性/静岡県在住/会社員
受任前の状況
事情
G様は、20年以上にわたって、消費者金融2社から借入れを繰り返していました。1社は完済していましたが、年齢的なこともあり、もう1社の返済が困難になってきました。また、取引が長かったことから、完済分については過払い金の発生も見込まれました。
収入・資産の状況
収入:月収28万円
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社(完済) | 0円 | 0円 |
B社 | 430,000円 | 15,000円 |
合計 | 430,000円 | 15,000円 |
受任後の状況
任意整理後の返済状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | ▲1,800,000円 | 0円 |
B社 | 400,000円 | (一括返済)0円 |
合計 | ▲1,400,000円 | 0円 |
コメント
完済していたA社については、債権調査をした結果、元本で160万円を超える過払い金が発生していました。B社については、引き直し計算をしても、債務残はほぼ変わらない状況でした。
そこで、A社からの過払い金でB社の債務もすべて返済できる見込みが立ったため、A社からの過払い金を可能な限り回収する方針としました。
A社は、通例、過払い金の支払いをかなり渋る会社でしたが、やはり、交渉を続けても、なかなか返還額は増えませんでした。そこで、訴訟を提起して、計算上の満額の支払いがなされるよう請求を続けました。
返済期間中の遅延による期限の利益の喪失や、取引の分断等の争点はあったものの、裁判官により、当方に有利な心証が開示され、結局、相当部分の利息を含めた金額で和解をすることにしました。
結果として、A社から180万円の過払い金を回収し、ここから、B社の債務を一括で返済することができました。また、弁護士費用を控除しても、相当額を返金することができました。