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最新の解決事例詳細
自己破産-債務整理事件/東京都在住case111
ご依頼者様の基本情報
法人:T社/飲食業
個人:S様/50代/男性/東京都在住/会社員
受任前の状況
事情
S様は、長く自営で飲食業(焼肉店)を営み、法人化して、T社を設立しました。しかし、BSE問題やり―マンショックの影響で、売上が伸びず、赤字を補填するため、借入れを始めました。
その後、借入れをしていた知人とトラブルになり、廃業を余儀なくされました。廃業後も借金は残り、長期にわたって未払いとなっていましたが、すべて清算したいと思うに至り、相談に来られました。
収入・資産の状況
法人:営業廃止済
資産なし
個人:収入 月収25万円
資産 預貯金16万円,貸付金900万円(回収不能),保険解約返戻金16万円
法人の負債の状況
借入先 | 借入残高 |
---|---|
A社 | 3,720,000円 |
B社 | 34,000円 |
C社 | 43,000円 |
D社 | 230,000円 |
E社 | 231,000円 |
F社 | 620,000円 |
G社 | 5,000,000円 |
H社 | 170,000円 |
公租公課 | 67,000円 | 合計 | 10,115,000円 |
個人の負債の状況
借入先 | 借入残高 |
---|---|
A社 | 420,000円 |
B社(保証債務) | 3,720,000円 |
C社 | 5,760,000円 |
D社 | 56,000円 |
E社 | 620,000円 |
F社 | 176,000円 |
G | 5,000,000円 |
H | 20,000,000円 |
I | 5,000,000円 | 合計 | 40,752,000円 |
受任後の状況
コメント
T社を廃業してから5年近く経過しており、長期間支払いをしていないとのことでしたで、まずは、債権が時効消滅しているのではないかと考えられました。
しかし、S様自身、廃業後の債権者との間の書面のやり取り等をよく覚えておらず、場合によっては、債務承認するなどして、時効が中断している可能性も否定できませんでした。また、すべての債権が消滅時効にかかる状況ではありませんでした。こうしたことから、すべてを清算すべく、自己破産の方針としました。
法人については、廃業後長期間経過していたことから、特に問題はありませんでした。個人については、形式的に知人に対して900万円の貸付金がありましたが、借用証書等の証拠がなく、また、相手方との連絡も不能になっていたことから、回収不能として評価されました。
結果、破産手続は無事終了し、S様は免責許可を受けることができました。