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最新の解決事例詳細
自己破産-債務整理事件/東京都在住case91
ご依頼者様の基本情報
W様/60代/男性/東京都在住/無職(年金受給)
受任前の状況
事情
W様は、会社員として勤務していた頃、マンションを購入しましたが、親族の事業が上手くいかず、その援助をしていたことから、住宅ローンの支払いが困難になっていきました。また、病気を患い、会社を休職することが多くなり、収入も減少したばかりか、結局、退職をせざるを得なくなりました。
さらに、妻と折り合いが悪くなり、別居をすることになったため、マンションを売却しましたが、オーバーローンで、多額の住宅ローンが残ってしました。こうしたことから、別の弁護士に債務整理の依頼をしましたが、信頼関係が築かれず、辞任されてしまいました。そこで、どうしようもできなくなって、当事務所へ相談に来られました。
収入・資産の状況
収入:月額11万円(年金),臨時のパート収入,妻からの援助
財産:ほぼなし
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 375,000円 | 13,000円 |
B社 | 1,975,000円 | 50,000円 |
C社 | 814,000円 | 18,000円 |
D社 | 15,000,000円 | 45,000円 |
E社 | 150,000円 | 7,000円 |
F社 | 78,000円 | 13,000円 |
G社 | 140,000円 | 8,000円 |
H社 | 45,000円 | 4,000円 |
合計 | 18,577,000円 | 158,000円 |
受任後の状況
コメント
当事務所が受任してからも、しばしば体調が悪化し、入通院を繰り返されていたため、申立てをするまで相当の時間を要しました。また、ご本人の年金の振込先が妻名義の口座であったため、その調査をする必要があったのですが、妻の協力が得られなかったため、申立時のこの点を疎明することができませんでした。
処分・換価の対象となる財産はありませんでしたが、申立後、債務額が1800万円を超える多額であること、年金の使途等が明らかになっていないことなどから、破産管財人が選任されました。
もっとも、破産管財人の調査に対して誠実に対応したところ、特段問題なく手続は進行し、結果、免責を受けることができました。