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最新の解決事例詳細
自己破産-債務整理事件/神奈川県在住case15
ご依頼者様の基本情報
P様/60代/男性/神奈川県在住/無職(年金受給)
受任前の状況
事情
P様は、妻の家業の援助、子の教育費、自宅の住宅ローン(後に自宅売却)、転職して無収入のときの生活費の補填等のため、長期的に借入に依存をしてきました。
また、勤務先を退職後は、個人で事業を始め、法人成りをしましたが、体調が悪化し、法人の代表を辞し、事業は子に承継しました。元々、事業経営も良好ではなく、代表退任後も、返済や生活費のため、借入を繰り返し、結果、負債総額は400万円を超え、返済が困難になりました。
当事務所にご相談いただく前に、別の事務所に、破産手続を依頼していましたが、その対応等に不満を感じ、改めて当事務所でご依頼を受けました。
収入・資産の状況
収入:年金のみ
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 380,000円 | 40,000円 |
B社 | 850,000円 | 30,000円 |
C社 | 770,000円 | 30,000円 |
D社 | 1,800,000円 | 60,000円 |
E社 | 340,000円 | 20,000円 |
合計 | 4,140,000円 | 180,000円 |
受任後の状況
コメント
数年前まで法人の代表者であったことから、通常であれば、管財手続が採られる案件でした。
しかし、負債の原因が法人の事業とは関係がなかったこと、事業承継の手続が適正になされていて、財産関係に疑義がなかったこと、換価すべき財産がなく、免責不許可事由も問題がなかったことから、同時廃止手続がなされるよう上申し、無事同時廃止・免責となりました。
前に依頼していた事務所からは、管財手続でないと申立てをしないと言われていたようで、この点に不満があったようです。当事務所では、事前に法人の事業関係について詳細な調査をし、申立てにおいて裁判所に適正に報告をした結果、良い結果につながりました。