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自己破産-債務整理事件 千葉県在住case246

ご依頼者様の基本情報

株式会社D/建築業/千葉県所在
D様/30代/男性/千葉県在住/アルバイト

受任前の状況

事情

D社は、大手元請会社から様々な建築工事を請け負っていましたが、各工事においてはD社を含めて複数の順次請負関係が形成されており、請負会社間で作業内容や報酬額についてトラブルが発生しました。この結果、D社は、施工した工事の対価報酬の支払いを受けられない事態となり、経営継続が困難となりました。

収入・資産の状況

D社:廃業 資産ほぼなし
D様:月収35万円 資産 不動産(オーバーローン)

負債の状況

<D社の負債の状況>

借入先 借入残高 毎月の返済額
A銀行 55,170,000円 800,000円
B銀行 2,700,000円 保証債務のため支払いなし
C社 21,000,000円 330,000円
D社 31,210,000円 370,000円
E社 0円 一度も返済していない
F社 12,530,000円 一度も返済していない
G社 8,710,000円 一度も返済していない
H社 30,510,000円 440,000円
I社 40,000円 40,000円
J社 30,000円 30,000円
K社 1,000円 1,000円
公租公課 450,000円
合計 162,360,000円 2,011,000円

<D様の負債の状況>

借入先 借入残高 毎月の返済額
A銀行 2,700,000円 107,000円
B銀行(保証債務) 55,170,000円 保証債務のため支払いなし
C銀行 2,030,000円 50,000円
D社 32,690,000円 一度も返済していない
Eファイナンス 1,260,000円 50,000円
F銀行(保証債務) 31,210,000円 保証債務のため支払いなし
G社(保証債務) 21,000,000円 保証債務のため支払いなし
H社(保証債務) 40,000円 保証債務のため支払いなし
合計 146,100,000円 207,000円

コメント

順次請負会社間のトラブル解決には時間がかかることが見込まれ、その間、返済を続けながらD社の運営を継続することが困難であったことから、やむなく廃業の上、破産の方針としました。 D様個人所有の不動産(D社の倉庫及び敷地)の処理が問題となりました。関係者に対する売却も検討しましたが、抵当権者の承諾を得ることができず、また、オーバーローンで無価値であったため、結果として財団放棄となりました。 その他特段問題となる点はなく、破産手続は廃止となり、D様は免責を受けることができました。

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