- 弁護士法人さくらさく法律事務所
- >
- 解決事例
- >
- 最新の解決事例詳細
最新の解決事例詳細
自己破産-債務整理事件/東京都在住case212
ご依頼者様の基本情報
W様/50代/男性/東京都在住/会社員
受任前の状況
事情
W様は、10年程前からパチンコに支出をするようになり、徐々に借入れをして資金を調達するようになりました。数年前に、おまとめローンを利用したり、退職金を返済に充てたりして、何とか返済を継続していましたが、パチンコへの支出を止めることができず、債務が増大し、返済が困難となったため、ご相談に来られました。
収入・資産の状況
収入:月収30万円(賞与なし)
資産:なし
負債の状況
借入先 | 借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
Aカード | 570,000円 | 100,000円 |
B銀行 | 500,000円 | 10,000円 |
C銀行 | 550,000円 | 20,000円 |
D銀行 | 2,880,000円 | 40,000円 |
E銀行 | 310,000円 | 10,000円 |
Fカード | 600,000円 | 75,000円 |
合計 | 5,410,000円 | 255,000円 |
コメント
当初、小規模個人再生手続を検討しましたが、本件は過半数の債権者から反対をされる可能性がありました。また、給与所得者等再生を選択した場合、大幅な減額が見込めませんでした。そのため、本件は破産手続の方針としました。 W様の借入れの主な原因は、パチンコへの多額の投資であり、かかる行為が免責不許可事由に該当したため、本件は管財事件での申立てとなりました。 申立時は、これまでの借入れの経緯と現在は家計を立て直し、パチンコをはじめとしたギャンブルを一切行っていないことを資料と共に報告しました。また、申立後に選任された管財人から、今後もパチンコに依存しないようにカウンセリングを勧められました。そのため、W様は、パチンコ依存の原因について専門のカウンセラーの著書を読む等、これまでの生活の改善をされました。 その結果、申立てから4ヶ月後に裁判所から裁量免責を得ることができました。