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自己破産-債務整理事件/東京都在住case224

ご依頼者様の基本情報

株式会社I/不動産業/東京都所在
I様/50代/男性/会社員/東京都在住

受任前の状況

事情

I様は、20年以上にわたり、清掃やリフォームを行うI社を経営されていました。一時は、年間の売上高が数億円にまでなりましたが、急激に事業を拡大したことの弊害が表れるようになり、数年前から多額の損失を計上するようになりました。その後、銀行から複数回にわたって融資を受けましたが、業績を改善することができず負債額が1億5000万円以上となったため、当事務所へご相談に来られました。

収入・資産の状況

I社:
差入保証金83万円 売掛金82万円
I様:
収入:
月収50万円
   
資産:
現金30万円  保険解約返戻金16万円 自動車(査定額0円) 投資用マンション(オーバーローン) 相続財産(戸建住宅、畑、田)300万円

負債の状況

I社の負債の状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A銀行 102,010,000円
B銀行 25,840,000円
C社 12,010,000円
D社 6,760,000円
E社 5,660,000円
F社 3,000円
G社 270,000円
H社 4,000円
I社 270,000円
J社 7,000円
K社 10,000円
L社(リース) 120,000円
M社(リース) 660,000円
公租公課 1,800,000円
合計 155,424,000円

I様の負債の状況

借入先 借入残高 毎月の返済額
A銀行(保証債務) 102,010,000円
B銀行(保証債務) 25,840,000円
C社(保証債務) 12,010,000円
D社(保証債務) 6,760,000円
E社(保証債務) 5,660,000円
F社(連帯債務) 3,000円
G社(保証債務) 260,000円
H社(保証債務) 120,000円
I社(保証債務) 660,000円
J銀行(住宅ローン) 2,660,000円
K社(住宅ローン) 7,430,000円
L社(住宅ローン) 5,010,000円
M社(住宅ローンの保証債務) 4,800,000円
N銀行 100,000円
O社 20,000円
P銀行 720,000円
Q社 670,000円
R社 480,000円
合計 175,213,000円

コメント

I社とI様とも負債額はそれぞれ1億5000万円以上となり返済が困難だったため、破産手続を選択しました。 受任後は、直ちに未払いの売掛金の回収に動きました。売掛金債務者の中には、破産免責を受けていたり連絡先が不明となっていたりする方もいましたが、可能な限り回収し、最終的には80万円以上を回収しました。 また、相続不動産については、建物の解体費用が不動産価格を大幅に上回ること、及び、ご実家までの距離が遠く処分換価は困難であることから、申立後の管財人との協議の結果、当該不動産については財団放棄となりました。その後、地元の不動産会社に解体費用を負担してもらう形で売却することができました。 そして、投資用マンションについても、希望どおりの金額でなかなか売却できなかったため、財団放棄となりました。そして、破産免責決定後に仲介会社を変更して改めて売りに出した結果、無事任意売却に至り、全ての手続を終結することができました。

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