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人気コラム一覧
連帯保証人として請求された場合はどうすればいい?
弁護士の櫻田です。 借金の相談を受ける中で,「連帯保証人として多額の金額を一括して支払うよう請求されているがどうしたらいいか?」というご質問をいただくことがあります。 近頃,世間でも,ニュースなどで「奨学金破産」というワードが飛び交っています。 子供や親戚などの奨学金の連帯保証人となったが,本人が返済できなくなり,連帯保証人としての責任を追及され,支払不能となり,やむなく破産をしてしまうというケースも増えているようです。 そこで,今回は,連帯保証人として請求された場合の対応についてご説明します。 主債務者が「絶対に迷惑をかけない」...
闇金(ヤミ金)からお金を借りてしまったらどうすればいい?-闇金問題は弁護士に相談しよう!
弁護士の櫻田です。 闇金からいったんお金を借りてしまうと,先が見えない泥沼に陥ってしまいます。 勤務先や自宅にまで厳しい督促が止まらない,借りた金額以上に返済しているのにまだ返済の請求をされるなど,自分ではどうしようもできなくなってします。 また,厳しい請求や取立てに疲弊して,精神的にも相当な苦痛を受けてしまいます。 そこで,今回は,闇金から借金をした場合に発生する事態やその解決方法について説明します。 結論としては,闇金問題はまず弁護士に相談をすべきです。 弁護士に相談・依頼して,取立てや返済をストップしましょう。 闇金被害...
簡易裁判所から訴状が届いたら・・・
弁護士の櫻田です。 借金の返済が遅れてしまっていると,簡易裁判所から訴状が送達されることがあります。 訴状送達と併せて,期日呼出状も送付され,簡易裁判所への出頭を求められます。 これを放置して,期日に出頭しないと,判決などの債務名義を取られてしまい,給与差押えなどの強制執行を受ける可能性があります。 そこで,今回は,簡易裁判所から訴状が送達された場合にすべき対応についてご説明します。 なお,貸金業者等の債権者が訴訟を提起する場合,借入時の契約書等で簡易裁判所での管轄の合意がなされているので,借金の金額にかかわらず,簡易裁判所での事件...
自己破産をしても免責されない債権がある!-非免責債権の種類・具体例
弁護士の櫻田です。 実は,自己破産をして免責が許可されても,すべての債務の支払義務がなくなるわけではありません。 政策的な理由から,税金など一部の債権については,免責の効果が及ばないとされているのです(税金は有名だと思いますが,他にも免責されない債権はありますので,注意が必要です)。 このように,自己破産をして免責を受けることができても,その免責の効果が及ばず,支払義務が残る債権のことを「非免責債権」といいます。 今回は,この非免責債権の種類と内容について取り上げたいと思います。 非免責債権は,破産法253条1項に列挙されていますので...
破産手続における自由財産の拡張①-意義・基準・手続
弁護士の櫻田です。 自己破産をすると,所有している多くの財産は処分・換価されて,債権者に配当されることになります。 ただし,すべての財産が処分・換価されるわけではなく,一定の基準の下,自己破産をしても手元に残せる財産があります。これを「自由財産」といいます。 自由財産としては,破産法で,99万円までの現金及び差押禁止財産(日常の家財道具など)が規定されていますが,これら以外にも,例外的に,自由財産として拡張が認められることがあります。 そこで,今回は,自由財産の拡張について,その意義,拡張の基準,手続などについて説明します。 自由...